笑える卒業論文


1年間かけて育ててきた卒業論文を、たったいま学事センターに提出してきました。

題して
「悪人」に票が入るイタリア
まやかしのベルルスコーニ帝国

大学4年間+イタリアで過ごした日々の集大成である私の卒業論文の目標は「笑える卒論にする」ということでした。そしておととい最終稿のチェックをしてくださった岸川先生は私の卒論を読みながら3度笑い、2度「ああ、これはいいねえ」と褒めて下さいました(ちゃんと数えていましたよ)。

目標は無事達成されたのです。
イタリアの政治家にこれだけ向き合ってきた今となっては、その国の新聞に目を通すのも自然な習慣となります。先ほどもコリエーレ紙のウェブ版をチェックしていたところ、私が卒論を提出するのを見ていたかのようなタイミングで我かシルヴィオの写真が掲載されているではありませんか…!

(またなんかヤバイことやらかしたのかなあ、ワクワク…!!)

政権の座から退いて4年たつ最近は、彼の(様々な意味で)ホットなニュースもめっきり見かけないのです。そんなところのベルルスコーニの記事はたいへん期待感を煽るものでした。

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ベルルスコーニ邸で飼っている犬のドゥドゥーがパパになった。ドゥドゥーの妻であるドゥディーナが土曜日、3匹の仔犬を産んだのだ。フォルツァ・イタリアのリーダー、シルヴィオ・ベルルスコーニとフランチェスカ・パスカーレは3匹の仔犬もアルコーレの別荘で育てることに決めた。2人の主人は『産まれてくれてとても嬉しい』と述べている。」

WHAT???

腰を抜かすほどのんきな記事でした。シルヴィオ、私の卒論にこれ以上ないオチを提供してくれてありがとう。