中野失踪事件
「三日坊主は免れた〜」と思った途端でした。
開設4日目にして早くもブログを投げ出してしまった私ですが、ネタ切れになったわけでは無いのです。
書きたいことはたくさんあるのです。
留学準備は相変わらず遅々として進まないものの、ここ数日のうちに本当にいろいろなことが起こりました。特ダネはやっぱり、私と私の想い人であるバナナマン日村さんとの関係性の変化です。これだけ言うと百発百中でみんなから「ポカン」とされるのですが、まあこれについては別の機会に譲りましょう。
どうせこんなの書いてもだれも読まないと世の無情さを思う自分と
書く行為そのものに意味があるのだと信じる自分との葛藤がこの数日間ありました・・・
要するにめんどくさくなっただけです(^_^)☆
ということで、お久しぶりです。
突然ですが、みなさんは「大人になる」ということをどのように捉えていますか?
何年か前のラジオ(金曜JUNK バナナマンのバナナムーンGOLD)で日村さんは「人を納得させることができたら大人」と言っていました。また、中学生の頃よく聴いていたBUMP OF CHICKENのギターの増川くんは、半ズボンを履かなくなったら大人と言っていたのをよく覚えています。
私は「自転車で立ち漕ぎしなくなったら大人」と言えると思います。
自転車の立ち漕ぎという行為はなんとなく若い、というより青い。
遅刻しそうな女子高生が寝癖を気にしながら自転車を立ち漕ぎしているのはもうそれだけでかわいいから良いのです。食パンくわえてたらなお良し。ミニスカートだともっと良し。月野うさぎちゃんのイメージですね。
しかし成人した女性がやってはいけない。その所作はとても優雅とはいえないですよね。
そして自転車を立ちこぎするというのはなにより、時間にも気持ちにも余裕のない証拠です。これはかっこいい大人のやることではないのと思うのです。
さて、普段わたしは自宅から最寄りの駅まで自転車で10分ほどかけて行くのですが、先日ある場所に遅刻しそうになり、起床から外出までの全ての支度を大慌てで済ませ、なんと起きてから20分後には電車に乗るという偉業を成し遂げました。
なんとも恥ずべき偉業であります。
起きてから20分で電車に乗りわたしが向かった先は、もうおなじみのイタリア大使館です。何日か前に申請し、発給してもらったVISAを受け取ることが目的でした。大使館のVISA部門は平日の9:30から11:30までしか開いていないので、朝が苦手な私はいつも大使館に行く時はこのようにギリギリになってしまいます。
イタリア大使館のVISA部門には、連日多くの人が訪れます。イタリアブランドのバッグやパンプスに身をつつんだ上品な女性とか、ボローニャの楽団の指揮者とか。なんとなく洗練された来館者が多い(気がする)イタリア大使館の中でも、スッピン・めがね・上着の中はパジャマという三拍子を揃えて入館した者は私ぐらいだったのではないでしょうか。まったくその居心地の悪さったら。次に来る時はGUCCIかPRADAかBVLGARIのパジャマを着て来ようとこっそり胸に誓いました。
話を戻しますが、結果からいうとこの日、私は無事にVISAを受け取ることができたのです。できたのですが、ここに至るまでは一筋縄では行かない珍事件があったのです。
たぶんどこの国も似たような感じでしょうが、VISAの発給にはたくさんの必要書類を揃えて大使館に提出するという手続きがあります。
VISA申請にまつわる珍事件をいくつも先人から聞いていたので、この日の私の目標は合わせて十数枚の書類をノーミスでクリアするということでした。全日本おっちょこちょい大会があれば軽く湘南地区代表には選ばれているであろう私なので、この目標は恥ずかしながら相当レベルの高いものなのです。
この私の意気込みを前提に聞いて欲しいのですが、残念ながらそんな意気込みも虚しくあっけなく大使館のおじさんの「おととい来やがれ」を食らってしまったのです。
しかもそのおじさんときたら超無愛想、超システマティック、はなから命令口調。
この調子で「ハイ、なにこれ、やり直し」
おじさんという人々はみんな若い女性に優しいものと思っていたので(ましてイタリアという国に携わるのですから)、この時の心的被害は甚大なるものでした。
原因はというと、保険会社の書類作成ミスでした。
(…しかも私のミスじゃないんかいいいい なおさら悔しいわああああ)
帰国予定日の欄に 01/12/14 と書いてあるはずが、そこには #/#/14の記号が。
気付かなかった私も悪いのですが。
意気消沈して大使館を後にし、さっそく近所のカフェに入って保険会社の書類とメールを見直しました。
私の保険書類を作成してくれたのは、どうやら中野さんという人物。
何日か前にこの人本人からメールももらっています。
ということで迷わず、私の加入している●ネラリ保険株式会社に電話をしてみました。
———プルルルル・・・———
『もしもし、あの、御社の海外旅行保険に加入しておりますKともうしますが、かくかくしかじかで・・・』
「ああっ、左様でございましたか・・・誠に申し訳ありませんでした。」
『中野さんという方から数日前に確認のメールを頂いていたのですが、今いらっしゃいますでしょうか?』
「はあ、ええ、、少々お待ちくださいね。中野・・・ですか、えっと、当社そのような名前の者はいないんですけれども」
『えっ?』
「えっ?」
中野さん所在不明wwwwwwwwwwwww
想像できます?このときの気持ち。
いや、いまは笑って話せますけど、
この時はまじでほんとに詐欺にあったのかと思ったんですよ。
9ヶ月分の保険料9万円、何時間バイトすれば9万円って稼げるのでしょう。
半泣きで中野さんから届いたメールを確認します。
すると、メールの一番最後の方に小さく「J○A大阪支店 中野○○」の名前・・・
えええええ
そもそもゼネ●リの人じゃなかったんかーーーーーーーーーーーーい
どうやら中野ソレガシ氏、保険代理店のさらに代理店の人だったようなのです。
その後、気を取り直してJI○大阪支店に電話をかけまして、
ようやくホンモノの中野さんを捕まえるもの
「ああ、そうでしたか、申し訳ありませんでした。ただそれ、うちのミスではありませんねえ」の言葉。
ハ ラ ホ ロ ヒ レ ハ レ
それでもう一度、ゼネラ●の方に電話をしました。
たらい回しにされたあげく結局どちらのFAULTだったのか分からなかったのですが、
数日後きちんと修正された書類が自宅に届いたのでよしとしましょう。
大使館まで電車で行ける範囲内に住んでいたので二度手間もたいした負担にはならなかったのですが、
VISA申請に新幹線や泊まりがけで来るような人もたくさんいますよね。
そう考えると、たまたま書類ミスというハズレくじを引いたのが私でよかったような気もします。
それに、なにかの申請や手続きの際に一筋縄ではいかないこの感じ、どこかイタリアを思わせます。
本国に行く前に日本で模擬練習ができたと思えばラッキーなのです。
え?ポジティブすぎて痛々しいですか?(^∀^)(^∀^)(^∀^)
これがわたしの基本スタンスなので許してください。
さて、今日はこれくらいにしましょう。
明日は母校の恩師、ODA manこと小田先生の定年前最後の授業ということで、
県立横浜国際高校で行われる彼の最後の授業に突撃訪問してきます。
突撃ついでに言うと、
明日、渋谷に行って日村さんを突撃訪問してファンレター渡してこようかと思っています。
果たして渋谷に日村勇紀はいるのでしょうか!?
いたとしても会って手紙を渡せるのでしょうか!?
それでは、次回の若気のイタリ〜は
題して「バナナマン日村さんと飲みに行く」
乞うご期待。