魅惑のイタリア男編

 

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ロシア語学科の美女がこういうのだから、やってみようではありませんか!
 
 
と、勢いで言ってはみたものの、
勉学に励むあまり滞在2ヶ月を過ぎたいまでも浮いた話のないわたし。
高校の友人達からは相変わらずバカにされっぱなしです。
 

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 ぐうの音も出ないとはこのこと。
 
 
ということで、魅惑のイタリア男を語るには今の私では経験値不足過ぎるため、
今回の投稿では彼らをまず分析し、その傾向をまとめてみることにします!
 
 
 
 
さて「イタリア男」というと、みなさんはどんなイメージをお持ちでしょうか。
愛と遺伝子をいっぱい振りまいて生きているイメージが強いのではないかと思います。
 
 
イタリアは1861年にガリバルディによって統一されるまで、小国が乱立するただの半島でした。そのためいまでもイタリア国民の帰属意識は国家ではなく各自の出身都市にあるようです。同じイタリア人といっても、ミラノの「ミラネーゼ」とナポリの「ナポレターノ」では大きく気質が異なると言われます。
 
ということで「イタリア男」と言っても、実はその実態は様々なのです。
分かりやすい例があります。
 
北イタリアは半島の中でもより大陸側に近く、規律と調和を重んじて生きてきた背景があるようです。そのため気質もどちらかと言えばドイツ人より、つまりマジメ、と言われています。
 
一方で南イタリアは地中海の太陽をたっぷりとあびた肥沃な土地のおかげで、あまり熱心に働かなくても食べていけるというありがたい背景があり、歌い踊り遊び生きる方に情熱を注いで生きてきました。
 
日本でよく知られているイタリア人といえば、ジローラモ氏やザッケローニ監督が思い浮かびやすいと思いますが、遊び人として知られるジローラモ氏は南部カンパニア州出身、緻密さとマジメさが売りのザッケローニ監督は北部エミリア・ロマーナ州の出身です。なんとも象徴的ですね。
 
 
 
それでは、私の暮らすここシエナの「セネーゼ」はどうでしょう。
 
イタリア国内ではセネーゼは閉鎖的だという評判があるようですが、世界レベルで閉鎖的な日本人の私からすれば、それでも非常に開放的であるように思えます。ナポリとかシチリアに行ったらどうなっちゃうのでしょうね。ちょっとどうかなっちゃってみたい気もしますね。
 
 
さて、傾向をまとめると書いておきながら話が脱線してしまいましたが、
ここから先はシエナの同年代の男の子達を独断と偏見で分類してみようと思います。
 
 
① 格安ジャスティンビーバー系
水色や黄色のでっかい派手なサングラスを頭に乗せて、
スキニージーンズにオーバーサイズの白いナイキを履いている。
髪型は一様にしてサイド刈り上げ、上部にのみ5センチ程度の厚みの髪の毛を残している。
ジャスティンビーバーを70%割引にした感じ。
 
 
EXILE
ピタTと茶色い肌と筋肉アピール。髪の毛は黒く短く、ジェルでトゲトゲに固めている。
己の男性性を必要以上に外に出すことを生き甲斐としている。
このタイプには大抵巨乳の女が横にいる。
 
 
③もったいない系
服装や髪型に無関心。薄汚れたニューバランスを履いて黒ぶち眼鏡をかけて「シエナ大学」と書かれたリュックやジャージを着ているタイプ。あなた・・・磨けば絶対に100倍かっこ良くなるのに・・・!という見ていて歯がゆいタイプがこれ。
 
 
④吸引力の変わらないただ1つのダイソン系
私が普段ジョギングをしているメディチの要塞で、恋人と絡まり合って吸引力を発揮しているタイプ。
一周1.3kの要塞を何周しても何周しても、吸引力は衰えることなくチュッチュと音を立ててことに及んでいる。
 
※ 尚、①と④、②と④のような複合型も多く見られる
 
 
 
シエナという土地柄なのでしょうか。
大都会ローマや、中世からの目の上のたんこぶフィレンツェへの憧れをこじらせているタイプがなんだか多いような気がします。要するになんとなく「がんばっちゃってる」感じ。東京の男の子たちの方がよっぽど洗練されていて、力の抜き方が分かっていて素敵に思えます。
 
 
 
川田夏穂の分際で大変偉そうな評価をしてしまいましたが、少なくとも見た目だけで判断すると、誰が評価してもこんな感じになると思います。見た目だけで判断しなくてすむようなチャンスが私にもほしいっ!
 
 
 
 
 
 
以上、約1700字に渡る「イタリアで私に彼氏ができない言い訳」でした。