さきほどまた部屋のドアが叩かれました。


————ドンドンドン!!


夜も10時を過ぎて私が部屋でくつろいでいたとき(アングリーバードに課金するか迷っていたとき)、突然ドアを強く叩く音が聞こえました。


「あのね!!どうしよう!!テスト!!結果が届いたみたい!!!!あとこれ!!クッキー食べない!!??」


同居人です。

こちらにしては何のこっちゃ全く分からないのですが、とりあえず彼女の話を聞くことにします。曰く、夏にイギリスで受けた英語のテストの結果がメールで届いていたらしく、緊張して結果が一人で見られないのでメールを開く時だけ私に隣にいてほしいということでした。

なんだそれ・・・・(笑)

うちの18歳、こんなに可愛いところもあるんです。笑

 

 

 

 


そして今日の記事は、前回の喧嘩の続き。

 


————コンコン、、、

部屋のドアを叩く音も、今日とはだいぶ違って聞こえました。
お互いのイタリア語に対する価値観の違いでマジ喧嘩をしたその日の晩のことです。

夕食後、普段なら30分以上は無駄話に花を咲かせてから「おやすみ」なのに、
この日はお互いに口も効かぬまま早々に食器を片付けて食卓をあとにしました。

明日の朝一緒に学校行きたくないなあとか、これから共同生活めちゃくちゃ気まずいなあとか、引っ越したくてたまらないけどなんの当てもないわ、とか部屋でひとりもんもんとしていると、コンコンと遠慮がちに部屋のドアを叩く音が聞こえました。

正直、この時は死ぬほどめんどくさかった。笑 
そんな自分にああもうダメだ、とも思った。笑


結果、18歳の方が私よりも大人でした。
「このままにしておくのは嫌だから、お互いに気持ちよく暮らしたいから、どうしてももう少し話がしたい」と私を訪ねて来てくれたのです。彼女がどんな気持ちで私の部屋のドアを叩いたのか想像すると今でも申し訳なくて胸が苦しくなります。

大学進学を控えたこの繊細な時期に、始めてまだ2週間しかたっていない言語を強要される気持ち。
頭ごなしに「あんたはやる気がないのか」とか「なにしにイタリア来てんだ」とか罵られる気持ち。
正論を錦の御旗のごとく振りかざすあまり、彼女に対して無神経すぎました。

時折、涙を流すまいと目をこすりながら、彼女は一生懸命自分の考えを聞かせてくれました。
私はといえば「ああもうめんどくさいことになったなあ」程度にしか思っていなかったのに。


互いに全て吐き出してその全てに丁寧に耳を傾けて、そこで初めてどこか通じあえた気がします。

互いに勘違いしていたこともあったし、相手を理解しようという気持ちが欠けていたのです。


私自身も自分のイタリア語の上達が予想より遅いことを

「イタリア語を話そうとしない頑固なドイツ人」のせいにしていたし、

 

彼女の英語を普段から十分に理解できず聞き流していたことも、

私をより鈍感&無神経にさせていたのだと思います。

 

とにかく、猛省。

 


それより、あのとき勇気を出して訪ねて来てくれてありがとう、本当にありがとう。
仲直りできたのはあなたのおかげです。


仲直り後、
Facebookで見たけどブログやってるんだね!Google 翻訳にかけて必ず読むからね!」と一言。


戦慄する私。笑顔の同居人。

信頼の置けるGoogle 先生の失敗を、これほどまでに強く祈ったことはありません・・・。

あーめん・・・・・

 

さきほど同居人(18)と本気の喧嘩をしました。

本日も、私の若気は絶好調で至っています。

 
 
 
きっかけは夕食の席での私の一言でした。
「せっかくイタリアに留学しに来ているのだから、家でもなるべくイタリア語を使ってみない?」
 
 
 私は現在、ドイツから来た18歳の女の子と一緒に暮らしています。寝室はそれぞれに与えられていますが、キッチンとバスルームは共同で、朝昼晩、ほぼ毎日彼女と食事を共にしています。実は彼女はイタリア語のビギナーで、最近は目覚ましく進歩していますがここへ来た当初は「こんにちは」もろくに言えないほどでした。そんな私たちは普段、家で英語を使ってコミュニケーションを取っています。
 
ドイツ出身とはいえ、イギリス人にイギリス人と間違われるほど彼女はとても綺麗な英語を話しますし、私も大学では英語を専攻しているので最低限の会話には困りません。
 
ということなので、私たちのコミュニケーションは必然的に英語で行われることになるのです。
 
 
 実はこのことはここへ来てからの私の悩みでもありました。午後1時までのイタリア語の授業が終わると、家にいる限り寝るまでずーーーーっと英語だけを話すことになります。同居人も同居人で、全くイタリア語を話そうとせず、せっかく留学に来ているのに学校以外の場所でイタリア語を使う機会がほとんどないことに私は強い不満を感じていました。
 
こんなにもったいなくてばかばかしいこと、耐えられません。
 
 だから昼間はなるべく外に出て公園のおじいさんとお喋りしたり、お店では暇そうな店員さんを捕まえてあれこれ質問してみたり、スーパーで他のお客さんに話しかけたりしています。自分から機会を掴みにいかない限り、だれもお世話してくれないからです。
 
「せっかくイタリアに留学しに来ているのだから、家でもなるべくイタリア語を使ってみない?」
さきほどの私の言葉にはこのような背景があるのです。
 
 
 外国語を学ぶのに完璧はどこにもないと思います。私の通う大学の前学科長は教授になられて数十年たった現在でも毎朝英字新聞に目を通し、知らない語彙やイディオムを覚える努力を怠らない方です。不完全のままながらも完璧を半永久的に求め続けるのが外国語学習の面白いところでもあると思います。
 
 ところで、私が普段話すイタリア語は現在形と過去形がほんの少し。英文法で例えると中学2年生程度だと思います。語彙で言ったら間違いなく中1以下でしょう。それでも実際に自分が現役の中学生で英語を学んでいたときに、自分は英語が話せるとは全く思っていませんでした。最近気が付いたのは、外国語を「話せる・話せない」ではなくて「話そうと思うか・思わないか」ということがより重要だということでした。
 
 だからこそ、このままずっと家で英語しか話さないのはお互いのために良い訳がないのです。片言でも、間違えるのが恥ずかしくても、知っている言葉から片っ端に使ってみることが言語習得の早道だからです。
 
というか、「間違えて恥ずかしい」とか「通じなくてもどかしい」とか、
そういう類いの苦しさを乗り越えないと外国語の習得は、はっきり言って不可能。
 
 だから、「私は流暢に話せない。ボキャブラリーもほとんどない。私はまだmangiare (食べる)とかCome stai?(元気ですか?)とかしか知らないのに、あなたとイタリア語でコミュニケーションなんか取れるわけがない。」という彼女の訴えにはどこか甘えがあるのではないかと思っていました。
そんなの、私だって、英語の方が楽に決まってんじゃん。

 ここへ来た2週間前に比べて、彼女も私も少しずつ進歩していると思います。
朝の通学路で「前に比べてだいぶ進歩した!」といつも誇らしそうに私に話していたのはなんだったのか。
 
あまりに自信に欠けた彼女の言葉にがっかりしてしまったのです。
せっかく少しずつイタリア語を使う機会が増えて来たと思っていたのに。
なぜ完璧になるまで話そうとしないのか。あなたの完璧はいつ来るのか。
 
 
 
わたし、間違ったことは言ってないと思うのですが・・・
 
 
 
 
 
イタリアからは以上です。

私があなたにイタリア語を勧める5つの理由

今日は4月1日、32年間続いた笑っていいとも!が終わり、消費税8%が導入されました。

Twitterのタイムラインが荒れた荒れた。おそらくどちらも社会史に名を残すできごとだったでしょう。消費税8%はいいにしても、いいとも終了の現場に居合わせることができなかったのはとても残念でした。

ほんとに、どっちもエイプリールフールだったらいいのにね。

 

さて、4月1日といえば新学期の始まりの日でもあります。

この春から進級・進学して新しく外国語を始める人も多いと思います。

 

そこで、そんなあなたに私はぜひイタリア語をお勧めしたい。

 

イタリア語が心から好きでこの国とこの言語に本当に感謝しているから。

ぜひ学習者数を増やしてイタリアという国に将来的に還元したい。あとできれば私の帰国までに上智の外国語学部にイタリア語学科をつくってほしい。加えてイタ検の受験料も下がってほしい。いかんせん参考書も高すぎるし種類も少なすぎる。holy shit.

 

そういう清らかな動機から、私はこのブログを書いているのです。

 

それでは1つ目から紹介して行きましょう。

 

(1)規則的な文法

一番分かりやすい例を出せば、ラテン系特有の女性名詞と男性名詞。

90%の名詞に言えるのが、a/eで終われば女性、o/iで終われば男性ということです。

 

例えばパスタやピザはaだから女性。ワインはヴィーノだからoで男性。

これは人名にも同じことが言えて、マリオは男でマリアは女。

ね?簡単でしょう?

 

もちろん例外もありますが、それは稀なので結構。

 

フランス語の名詞にはこの規則がないため片っ端から力づくで暗記するしか無く、しかもドイツ語には中性詞まである。その点はスペイン語も規則的なようなので安心です。


(2)文字通りの発音

ローマ字のローマはイタリアの首都ローマのことですよ、みなさん。

書いてあるローマ字の通りに読めばいいのだから、こんな親切な言語はありません。

 

巻き舌が難しいとかよく聞きますが、実はそんなに大事でないみたいです。

イタリア人にも巻き舌ができないひとはいます。

それでも巻き舌にこだわるなら、「とろろ昆布」って早く言う練習すればきっとできるようになるでしょう。

 

そういえば最近、遊び半分でドイツ語を始めたのですが(同居人がドイツ人なので)

これがまあ・・・読みにくい。

ウムラウトとか本当まともじゃない。わたしには数字の5さえ発音できません。

 

そしてフランス語にはリエゾンがある。リエゾンというのは「♪おーシャンゼリゼ〜」で有名ですが、

シャンゼリゼって、ちゃんと書いたら"Champs-Élysées"だそうです。

どう考えたってこれチャンプセリセースって読みたくなりますよね。

きっと素直なイタリア人だったらそう読む!(自信)

 

また、中国語のようにピンインを別で覚える必要が無い。これには高校の頃とても苦労させられました。

漢字が理解できてもピンイン(発音記号)が分からないから発音できない。

発音できないから喋れない。誰かと喋れないと言語のモチベーションはどんどん下がります。

 

極めつけは英語。笑う。laugh。なんでこれでラフと読ませるのですか。ラウグフじゃだめですか。

英語の発音の不規則性を皮肉って、バーナード・ショーは言っています。

ghoti と書いて fish と読ませるはずだと。

なぜって?ま、

 

 

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 このようにイタリア語以外の悪口ならいくらでも出てくるのですが、ここから先は少し方向を変えたいと思います。

 

(3)ジェスチャーから推測できる

突然ですが、ほっぺに人差し指をあてて手首を回してみてください。

これがボーノボーノ。「美味しい」のジェスチャーです。どこかで見たことがあるのでは?

 

このようにイタリア語はジェスチャーで有名な言語でもあるのです。

左手首を右人差し指でちょんちょんとさせれば「時間だ」の意味。

時間を意味する“tempo”を知らなくても意味は推測できますよね。

 

イタリア語には約200のジェスチャーがあるそうなのです。

いちいち単語が分からなくても、声が聞こえなくても通じてしまう不思議な言葉です。

 

2004年のユベントス戦で4点を獲得したあと、敵陣に向けてトッティもこのようにやってます。

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・自分たち(ローマ)はもう4点も取った

・てめえら(ユベントス)は帰っておねんねしてな

 

ジェスチャーすげええええ・・・てかトッティすげえええええええ・・・・・・

 

(4)話好きな国民性

ここで暮らしていると、一番耳に入ってくる音が車の音でも鳥のさえずりでもなく人の話し声なのです。イタリア人は本当に話好きです。加えてとてつもなくフレンドリー。

 

先日、スーパーのチーズ売り場でそこにいたマダムに「リゾットにあうチーズを教えてくれ」と聞いたところ、チーズの種類だけでなくリゾットの作り方のいろは(頼んでない)から、トスカーナ料理の歴史(頼んでない)、またマダムの隠し味(頼んでない)を15分ぐらいかけて懇切丁寧に教えてもらいました。

 

それだけでなくもっとびっくりなのが、マダム、鞄から紙とペンを取り出して彼女のフルネーム(頼んでない)・携帯番号(頼んでない)・家の番号(頼んでない)を書いて、なんと私に渡してくれたのです!

 

「今度美味しいリゾットを作ってあげるから、帰ったら必ず電話ちょうだい!それでうちに来なさい!すっごく景色のいい場所にあるんだから!うちには大きな○○畑があっt(ry」

 

(そこまで頼んでない)

 

イタリア人はとても話好きです。

公園でひとりでジェラートを食べていてもいつも誰かしらが話しかけてくれる。

国語学習者にとって、こんな国民性って本当にありがたいと思います。

 

(5)下ネタで盛り上がれる

下ネタが万国共通なのは言うまでもありませんが、イタリア人の下ネタはまるで地中海の浜辺のよう。

明るくて風通しが良いのです。私はとっても好きです。

 

とにかく、外国語というのは相手の心に入り込んだもの勝ちだと思います。最悪イタリア語が分からなくてもちょっと下ネタのひとつやふたつ知っていればきっとイタリアでは人気者になれます。

 

私の尊敬するイタリア語通訳者、田丸公美子さん(下ネタが好きすぎて仲間からシモネッタと名付けられた強者)が、イタリア人の恋愛や下ネタあれこれについて書いています。

きっとイタリア人のことがもっと好きになるし、気軽に読めるのでおすすめです。

 

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いかがですか?イタリア語、始めてみたくなりませんか?

これを読んでくれた人が1単語でも覚えてみようかなと思ってくれればとても嬉しいです。

上智にイタリア語学科ができてくれたらもっと嬉しいです。

 

イエズス会まじでなんとかしてくれ。土下座。) 

 

おやすみなさい。

「イタリアからの手紙」

永遠に来ないと思っていた2013年3月22日です。
 
16歳の夏、イタリアに恋をして東京外大のイタリア語学科に行くと誓って以来、本当にがむしゃらに勉強しました。後にも先にもこれ以上ないほどに勉強に打ちこんで、それでも受験に失敗したとき、私の人生はもう永遠にイタリアと交わることは無いのだと思っていました。
 
だから、今こうしてローマ行きの飛行機に乗ってイスタンブール上空でこのブログをかいていることは奇跡というか夢のようというかパラレルワールドの自分を見ているというか。
 
出国前にわざわざ時間をつくって会ってくれたあなたとあなたとあなたとあなた、遠方から連絡をくれたあなたとあなたとあなたとあなた、本当にありがとう。いただいたお手紙、読みました。長ーーーーーいメールも読みました。何回も読み返してその度に何回も化粧が崩れて(まったくもう!)、どれだけの人の支えがあって自分がいまこうしていられるのか、考えだすと底なしで怖い。
 
私がイタリア熱にかかった16歳の時からいつも近くで見守って、一緒に悲しんだり一緒に浮かれたりしてくれてありがとう。一度はイタリアを諦めた私の卑屈な想いを受け止めて、いま自分のいる場所で輝く努力をする意味を教えてくれてありがとう。高すぎる上智の休学費用にびっくりして休学費減額の署名活動で学内をそこら中一緒に走りまわってくれてありがとう。
 
いまこうして思い返せば、それこそ「全ての道がローマに通じていた」と言えるのかもしれない。感慨深いなんてありきたりの言葉だけど、これまでの人生で一番「感慨深い」を体感しているのが今なのだと思います。
 
さて、ちびちび書いているうちに、雲の隙間からちらほらとイタリアの山々が見えてきました。
何年も何年も恋い焦がれていた土地です。この地面の上で、そして限られた9ヶ月間で自分はどのように成長できるのか。「数学なんかよりイタリア語を勉強したい」とまじで泣きながら赤本を解いていたあの時の自分に恥じないように、ここでできる全てをやってきます。なんでも見て聞いて食べて学んできてやります。
 
ここイタリアには、バナナマンも日々ネタを提供してくれる半ボケの祖母もいないけど、
きっとそれとはまったく次元の違ったおもしろいことが私を待ち受けていると思います。
頻繁に更新できるか分からないけど、伝えたいことはできるだけここに書いて行くつもりです。
 
それでは、イタリア留学ブログ若気のイタリ〜も、次回からいよいよ本編スタートです!笑

バナナマン日村さんと・・・?

 

それはそれは、人生で最も長く感じられた、渋谷-平塚間でした。

 

 

実は本日3月12日、渋谷の某所でバナナマンによるトーク番組の観覧(3回目)が行われたのです。

 

 

結論から言うと、観覧には行けませんでした orz orz orz...

 

 

実は1回目2回目と奇跡的に連続でこの番組の観覧を当てていたわたしは、幸運の女神に感謝することを怠り気持ち的になめてかかっていたため、今回の3回目の観覧を外すという痛恨のミスをしてしまいます。

 

なにが「痛恨」かと言いますと、

出国前に日村さんに会える最後のチャンスを逃してしまったことになるのです・・・

もうこの先一年はバナナマンのテレビも見れなければ、当然会えもしません(T_T)

 

これまで我ながら順風満帆の観覧歴だっただけに、

今回に期待するものは大きく、その分の落ち込み方は多大なるものでした。

 

※参考 観覧の経緯

1回目:記念すべき初回の収録で設楽さんに客席から当てられ、設楽さん日村さんおふたりからのツッコミをうける。客席で当てられたのはわたしのみ。この日を境に自分にはバナナの神様がついていると信じるようになる。

2回目:今日こそは、と想いを告げるべく周到に日村さん宛のファンレターを用意。帰りに奇跡的に(!)同じエレベーターに乗り手紙を渡す&お話をする。狭いエレベーター内この時の距離、約50センチ。自分はバナナの神様に愛されているという思いが確信に変わる。

 

と、2回目まで順調に日村さんとの距離を縮めていたので、

 

3回目:日村さんに飲みに誘われる

 

ぐらいのことはあってもおかしくないぞと思ってたんです・・・ばかか・・・

飲みに行くどころか観覧あたってさえいません。

 

 

 

 しかしここで私はあきらめませんでした。

 

バナナマンさんが渋谷にいるってことは分かってるんだから、きっと行けば会えるだろう!と。

 

底抜けの希望的観測、おめでたい脳みそ、楽観的無鉄砲。

 

ということで、みなさん昨日のブログの内容、覚えておられるでしょうか?

中野氏が、、、ではないですよ。これですこれ。

 

「突撃ついでに言うと、

明日、渋谷に行って日村さんを突撃訪問してファンレター渡してこようかと思っています。

果たして渋谷に日村勇紀はいるのでしょうか!?

いたとしても会って手紙を渡せるのでしょうか!? 」

 

ここまで引っ張って本当にごめんなさい。 で、どうなったと思います?

 

 

突撃訪問の結果・・・

 

 

日村さん、

 

ほんとに、渋谷に、いました。 そして、会えました。

ファンレター、渡せました。 握手まで、してもらいました。

 

おてて、あったかかったです・・・涙涙涙

 

夜の不気味な渋谷をひとり彷徨い、ようやくたどり着いた会場・・・

緊張と疲労と高揚感が押し寄せるなかふらふらと入口のほうへ近づきました。

ちょうどそのときドアが開き、なんとバナナマンオールスターズ(without 設楽さん...) 

 が現れたのです・・・!

 

現れたは良いものの、喜びのあまりすでにわたし半泣き。

しかも多勢(日村さん with オークラさん小山さん椎葉さんなど豪華スタッフ陣)に無勢(私)

緊張はマックスです・・・

 

 

もうこの時の私の地に足がついてない度は世界一だったと思います。

 

 

 

『あのぉぉ〜・・・日村さん〜・・おつかれさまです・・・お手紙・・・書いてきたんです(震える声)(半泣き)(瀕死)』

「あ〜どもども!ありがとうございます!(にこやか)(おめめおっきい)(私服かわいい)」

『前回の観覧のときぃ・・・帰りにエレベーターでお会いして・・その時もお手紙渡したんです(仮死状態)(口が勝手に動く)(もっと話すことは他にあったはずだろうばか)』

 「あ!そうだったんですか〜ありがとうございます(笑顔)(朗らか)」

『最後に・・あの・・・握手して頂いてもいいですか・・・(蚊の鳴くような声)(緊張で指先まで血が回っていない)』

「ええ、ええ、もちろん!(やさしい)(正面から見たらただのイケメン)」 

   《そして握手・・・(おててあったかい)(目をまっすぐ見てくれる)》

『ありがとうござます・・もううう〜・・・ほんとにぃぃ(顔面崩壊)』

 

 

 

遠のく意識の中で横から椎葉さん(たぶん)が「うほほっw かっこいいっすね日村さんww」って言っているのを耳にしました笑

 

その後の記憶はあまりはっきりしていません。

 

なんとなく覚えているのは自動運転モードに入り勝手に進む足がぱやぱや状態の脳みそを乗せたままで進行し、またしても何度か道に迷って道玄坂を端から端まで往復したことぐらいです。(地図が読めるようになりたい。)

 

ほんと、ちゃんとうちまで帰れてよかった・・・

 

 

 

 

今夜は渋谷から地元の駅まで、とてもとてもとても、長かった気がします。

 

おやすみなさい。

 

中野失踪事件

 

「三日坊主は免れた〜」と思った途端でした。

 

開設4日目にして早くもブログを投げ出してしまった私ですが、ネタ切れになったわけでは無いのです。

書きたいことはたくさんあるのです。

 

留学準備は相変わらず遅々として進まないものの、ここ数日のうちに本当にいろいろなことが起こりました。特ダネはやっぱり、私と私の想い人であるバナナマン日村さんとの関係性の変化です。これだけ言うと百発百中でみんなから「ポカン」とされるのですが、まあこれについては別の機会に譲りましょう。

 

どうせこんなの書いてもだれも読まないと世の無情さを思う自分と

書く行為そのものに意味があるのだと信じる自分との葛藤がこの数日間ありました・・・

 

要するにめんどくさくなっただけです(^_^)☆

 

 

ということで、お久しぶりです。

 

突然ですが、みなさんは「大人になる」ということをどのように捉えていますか?

 

何年か前のラジオ(金曜JUNK バナナマンバナナムーンGOLD)で日村さんは「人を納得させることができたら大人」と言っていました。また、中学生の頃よく聴いていたBUMP OF CHICKENのギターの増川くんは、半ズボンを履かなくなったら大人と言っていたのをよく覚えています。

 

私は「自転車で立ち漕ぎしなくなったら大人」と言えると思います。

 

自転車の立ち漕ぎという行為はなんとなく若い、というより青い。

 

遅刻しそうな女子高生が寝癖を気にしながら自転車を立ち漕ぎしているのはもうそれだけでかわいいから良いのです。食パンくわえてたらなお良し。ミニスカートだともっと良し。月野うさぎちゃんのイメージですね。

 

しかし成人した女性がやってはいけない。その所作はとても優雅とはいえないですよね。

そして自転車を立ちこぎするというのはなにより、時間にも気持ちにも余裕のない証拠です。これはかっこいい大人のやることではないのと思うのです。

 

さて、普段わたしは自宅から最寄りの駅まで自転車で10分ほどかけて行くのですが、先日ある場所に遅刻しそうになり、起床から外出までの全ての支度を大慌てで済ませ、なんと起きてから20分後には電車に乗るという偉業を成し遂げました。

なんとも恥ずべき偉業であります。

 

起きてから20分で電車に乗りわたしが向かった先は、もうおなじみのイタリア大使館です。何日か前に申請し、発給してもらったVISAを受け取ることが目的でした。大使館のVISA部門は平日の9:30から11:30までしか開いていないので、朝が苦手な私はいつも大使館に行く時はこのようにギリギリになってしまいます。

 

イタリア大使館のVISA部門には、連日多くの人が訪れます。イタリアブランドのバッグやパンプスに身をつつんだ上品な女性とか、ボローニャの楽団の指揮者とか。なんとなく洗練された来館者が多い(気がする)イタリア大使館の中でも、スッピン・めがね・上着の中はパジャマという三拍子を揃えて入館した者は私ぐらいだったのではないでしょうか。まったくその居心地の悪さったら。次に来る時はGUCCIかPRADAかBVLGARIのパジャマを着て来ようとこっそり胸に誓いました。

 

 

話を戻しますが、結果からいうとこの日、私は無事にVISAを受け取ることができたのです。できたのですが、ここに至るまでは一筋縄では行かない珍事件があったのです。 

 

たぶんどこの国も似たような感じでしょうが、VISAの発給にはたくさんの必要書類を揃えて大使館に提出するという手続きがあります。

 

VISA申請にまつわる珍事件をいくつも先人から聞いていたので、この日の私の目標は合わせて十数枚の書類をノーミスでクリアするということでした。全日本おっちょこちょい大会があれば軽く湘南地区代表には選ばれているであろう私なので、この目標は恥ずかしながら相当レベルの高いものなのです。

 

この私の意気込みを前提に聞いて欲しいのですが、残念ながらそんな意気込みも虚しくあっけなく大使館のおじさんの「おととい来やがれ」を食らってしまったのです。

 

しかもそのおじさんときたら超無愛想、超システマティック、はなから命令口調。

 

この調子で「ハイ、なにこれ、やり直し」

 

おじさんという人々はみんな若い女性に優しいものと思っていたので(ましてイタリアという国に携わるのですから)、この時の心的被害は甚大なるものでした。

 

原因はというと、保険会社の書類作成ミスでした。

 

(…しかも私のミスじゃないんかいいいい なおさら悔しいわああああ)

 

帰国予定日の欄に 01/12/14 と書いてあるはずが、そこには #/#/14の記号が。

気付かなかった私も悪いのですが。

 

意気消沈して大使館を後にし、さっそく近所のカフェに入って保険会社の書類とメールを見直しました。

 

私の保険書類を作成してくれたのは、どうやら中野さんという人物。

何日か前にこの人本人からメールももらっています。

ということで迷わず、私の加入している●ネラリ保険株式会社に電話をしてみました。

 

———プルルルル・・・———

 

『もしもし、あの、御社の海外旅行保険に加入しておりますKともうしますが、かくかくしかじかで・・・』

「ああっ、左様でございましたか・・・誠に申し訳ありませんでした。」

『中野さんという方から数日前に確認のメールを頂いていたのですが、今いらっしゃいますでしょうか?』

「はあ、ええ、、少々お待ちくださいね。中野・・・ですか、えっと、当社そのような名前の者はいないんですけれども」

 

 『えっ?』

 

「えっ?」

 

 

中野さん所在不明wwwwwwwwwwwww

 

想像できます?このときの気持ち。 

 

いや、いまは笑って話せますけど、

この時はまじでほんとに詐欺にあったのかと思ったんですよ。 

9ヶ月分の保険料9万円、何時間バイトすれば9万円って稼げるのでしょう。

 

半泣きで中野さんから届いたメールを確認します。

すると、メールの一番最後の方に小さく「J○A大阪支店 中野○○」の名前・・・

 

 

えええええ 

そもそもゼネ●リの人じゃなかったんかーーーーーーーーーーーーい

 

 

 

どうやら中野ソレガシ氏、保険代理店のさらに代理店の人だったようなのです。

 

 

その後、気を取り直してJI○大阪支店に電話をかけまして、

ようやくホンモノの中野さんを捕まえるもの

「ああ、そうでしたか、申し訳ありませんでした。ただそれ、うちのミスではありませんねえ」の言葉。

 

ハ ラ ホ ロ ヒ レ ハ レ

 

それでもう一度、ゼネラ●の方に電話をしました。

 

たらい回しにされたあげく結局どちらのFAULTだったのか分からなかったのですが、 

数日後きちんと修正された書類が自宅に届いたのでよしとしましょう。

 

大使館まで電車で行ける範囲内に住んでいたので二度手間もたいした負担にはならなかったのですが、

VISA申請に新幹線や泊まりがけで来るような人もたくさんいますよね。

そう考えると、たまたま書類ミスというハズレくじを引いたのが私でよかったような気もします。

 

それに、なにかの申請や手続きの際に一筋縄ではいかないこの感じ、どこかイタリアを思わせます。

本国に行く前に日本で模擬練習ができたと思えばラッキーなのです。

 

え?ポジティブすぎて痛々しいですか?(^∀^)(^∀^)(^∀^)

これがわたしの基本スタンスなので許してください。 

 

さて、今日はこれくらいにしましょう。

 

明日は母校の恩師、ODA manこと小田先生の定年前最後の授業ということで、

県立横浜国際高校で行われる彼の最後の授業に突撃訪問してきます。

 

 

突撃ついでに言うと、

明日、渋谷に行って日村さんを突撃訪問してファンレター渡してこようかと思っています。

果たして渋谷に日村勇紀はいるのでしょうか!?

いたとしても会って手紙を渡せるのでしょうか!? 

 

 

それでは、次回の若気のイタリ〜は

 

題して「バナナマン日村さんと飲みに行く」

 

乞うご期待。